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New Order@新木場STUDIO COAST, 2016/5/25(水)

New Orderの来日公演に行ってきた。New Orderを生で見るのは初。

 

New Orderに興味を持った時期はアジカンのナノムゲンコンピレーション(アッシュとかエルレガーデンとかの曲が入ってる青いジャケットのやつ)を買って、洋楽に興味を持ち始めた頃なので高校2年ぐらいだったと思う。YouTubeで色々探している間にCrystalのミュージックビデオにたどり着いた。

 


New Order - Crystal [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

 

曲がカッコいいし演奏している人もイケてる感じだしこれは総合的に良い感じなのでは……?と思い、Crystalが収録されているGet Readyというアルバムを即座に購入した。

 

その時引っかかったのは、Amazonのレビューか何かに「New Orderを初めて聞く人にはこのGet Readyはおすすめ出来ない」と言った内容のレビューがあったこと。

 

「こんなに今風のイケてる感じなのに何言ってんだコイツ」と脳内にハテナマークが浮かんだが、好き嫌いは人それぞれなのでこういうことはよくあるから気にしないで聞いていた。

 

しかし、YouTubeNew Orderのライブ動画を検索しているとおかしなことに気づく。

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おじさんが謎のダンスをしていたりジャンプしてワオ!とか言ってる感じ、カラオケではしゃいでるおじさんと同じだし、CrystalのPVのアップツーデートな雰囲気と全然違うし、そもそも顔と体型が根本的に違わないか?曲がなんというかスカスカに聞こえるし、歌も特別上手いわけじゃないし、どういう事なんだ……

 

調べてみると、CrystalのPVに出てくるイケてる人たちはNew Orderのメンバーでもなんでもない若いイケてる役者で、本当のNew Orderのメンバーは(当然だが)ライブ映像に出てきた冴えない感じのおじさんたちで、完全に騙されていた。

 

実はGet ReadyはNew Orderが一度解散した後、復活作としてリリースされたもので、キャリアの中では異色な作品だったということが色んな曲を聞いているうちに分かってきた。

 

New Orderで一番有名な曲、Blue Monday。最初に聞いた時は印象的なリズムと憂鬱な雰囲気にびっくりした。

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花のジャケットが美しいセカンドアルバム、Power,Corruption & Lies(邦題:権力の美学)のラストに収録されている、美しく哀愁あるLeave Me Alone。

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不審者がビンタしあっているシーンから始まる意味不明なPVも印象深いTrue Faith。

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リズムマシンが生み出す無機質なリズム、チープなシンセが奏でるちょっと物悲しい美しいメロディ、ペラペラなギター、目立つメロディアスな高音ベース、ヘロヘロのあんまり上手くない歌の組み合わせが絶妙で、すべてが微笑ましく、愛おしく聞こえてくるんですよ。

 

New Orderの他のアルバムも買って聞いて、全身バンドであるJoy Divisionもそのつながりで聴くようになって、ニューウェーブとかポストパンクとかいったジャンルのCDを集めるようになったのだった。

 

知った当初はメンバー同士の不和で解散状態だったんだけど、4年前ぐらいに再結成していた時は嬉しくなったものだ。ベースのフッキーが脱退したことになっていて悲しかったが。

 

そんな経緯もあり、10年ぶりの新作、29年ぶりの単独公演となれば狂喜乱舞しないわけがないでしょう。初めて知ってから8年……長かった。

 

楽しみすぎて会社の有給取って、午前中は部屋でNew Orderの曲を聴き続けて、18時会場なのに1時間半も早い16時30分に駅に集合。そこは不毛地帯新木場、居酒屋が空いているわけでもないのでコンビニで酒買って駅前の植木を囲んでいる変な石の上でビール飲んで、それでも時間が若干余ったのでハトと戯れた。

 

そして向かった新木場STUDIO COAST。驚くほどおじさん(とおばさん)の率が高い。つまりはおじさんの青春なのだ!親に強引に連れてこられたと思しき子供を見かけたが、子供だったらももクロとか嵐とか西野カナとか聞きたいだろうに……笑

 

おじさんとともに入場し開演を待つ。開演が1時間押して始まったのが20:00。メンバーが出てきた瞬間興奮して全部どうでも良くなっちゃったけど。

 

1曲目は新作Music CompleteからSingularity。1曲目からフロアの沸きが凄いし、思ったより演奏が下手じゃない! 続いてRegretのイントロが流れた瞬間懐かしさがこみ上げてきて、おじさんたちと一緒に大合唱。

 

そして Crystalの演奏中には後ろのスクリーンに僕が騙されたCrystalのPVがそのまま流れるという(僕個人にとって)感動の演出があり、PVの偽メンバーとステージ上のメンバーを見比べながらテンション上がってました。

 

途中ずっと思ってたのですが、バーニーのギターを持たず歌っている時の「おじいちゃんがカラオケボックスで歌っている」感じ、本当にかわいい……(意味不明)

 

本編ラストのThe Perfect Kiss, True Faith, Temptationの三連チャンは本当に盛り上がった。

 

アンコール1曲目はBlue Monday。ただただカッコいい。バーニーがジリアンに歩み寄って並んでシンセを弾く微笑ましいシーンも。

そのあとJoy DIvisionのLove Will Tears Us Apartが流れて「Joy Division Forever」の文字とともにイアン・カーティスの写真が画面に出てきた時はちょっとしんみりした。

 

最後、新しいアルバムの曲のSuperheatedで終わったのも、まだまだ俺たち現役だぜって感じでよかった。

 

思い出補正もあるとは思うんだけど、本当に見れて良かった。Your Silenct Faceでピアニカを吹くバーニーでは思わず涙が出そうになったし、Tutti Frutti、Plasticとか、新しいアルバムからバチッとダンスミュージックを決めてきたところはめっちゃ盛り上がった。

 

ずっとファンで好きだったのに実際直接見てヨボヨボさにがっかりしたらどうしようなんて思ってたけどそんな心配を吹き飛ばすような最高のステージだった。そして、死ぬまでに、フッキーが戻ったオリジナル・メンバーのNew Orderのステージを見たい!

Cymbals/That's Entertainment (2000)

 

That's Entertainment

That's Entertainment

 

 

 渋谷系バンドCymbalsの1stアルバム、That's Entertainment。

 

Cymbalsのメンバーは土岐麻子、沖井礼二、矢野博康の三人。1997年に結成、当初のコンセプトは「かわいくっていじわるな感じのバンド。ただしパンク」。
2003年12月に解散を発表し、今はそれぞれソロで活動中、とのこと。

 


cymbals - RALLY

 

POPで楽しくて爽やかで、おしゃれなギターポップ。聞いてるとなんとなく都会的な育ちの良さを感じる。
ジャケットとかのアートワークが洋楽っぽくて、歌詞は英詩の割合が多くてちょっと背伸びして「気取ってる」ところも可愛くてなんかいい。
フリッパーズ・ギターの1枚目の斜に構えた(失礼)英詩の感じとはちょっと趣が違って、素直。

 

明るい日差しの中、芝生の上で寝転がりながら聞くWhat A Shiny Day!

 

シャレオツな喫茶店のテラスで飲むメロンソーダフロート、雲ひとつ無い晴れた日の昼間、My Brave Faceのイントロの軽快な口笛を吹きながら川沿いの堤防でサイクリング!

 


cymbals - My Brave Face

 

ま、実際はメロンソーダは注文しないし、サイクリングなんか行かないんだけど、そんなことはどうでもいいんですよ!!!圧倒的なポップセンス最高!

 

CD、Amazonにはなかったけどタワーレコードには置いてるのでタワレコに急げ!!!!